列車案内〜大阪市営地下鉄〜
大阪市営地下鉄では各駅に列車案内表示器を設置している。行先と接近案内という、地下鉄によく見られる表示内容である。最初は行灯式が主流だったが、平成になって御堂筋線と堺筋線にLED表示器が登場。順次、四つ橋線、谷町線も行灯式からLED表示器に置き換えられていった。最後まで行灯式で残った中央線と千日前線には、フリーパターン性に富んだLCD表示器へ置き換えられていった。
 
同じLED表示器でも、各線の路線事情によりデザインが様々である。
LCD式列車案内表示器
LCD案内表示器(1段目左:中央線高架ホーム用 1段目右と2段目:千日前線ホーム用 3段目:今里筋線ホーム用 4段目:今里筋線コンコース用)
高架・地上ホーム用はBOXの中に液晶が入っているのに対し、地下駅用は液晶テレビ画面を重ね合わせた形状になっているのは視界性の問題か。ホーム用は上段に時計と行先、下段に接近案内を表示する。中央線と千日前線向けは黒地ベース、今里筋線向けは白地ベースである。コンコース用については中間駅に関しては4段目左写真のように路線図の脇に行先を表記するタイプで、井高野駅のような始発駅に関しては先発・次発の行先と時刻を表記するタイプとなっている。 
LED式列車案内表示器
LED案内表示器(1段目左:御堂筋線用 1段目右:谷町線用 2段目:四つ橋線用 3段目と4段目左:堺筋線ホーム用 4段目右:堺筋線コンコース用 5段目 長堀鶴見緑地線用)
御堂筋線用と谷町線用はほぼ同型、四つ橋線用は横長で大ぶりな形である。堺筋線用は御堂筋線用の大きさながら文字案内用スペースを省略している他、一部ダイヤでの種別表示に対応している。長堀鶴見緑地線用は天井スペースの都合から1行タイプのを2機ずつ(1機は行先、もう1機は接近表示として使用) 
過去の列車案内表示器
行灯式案内表示器(左:中央線 右:千日前線)。先にLED表示器へ更新された四つ橋線と谷町線も含め、平成以降も長らく使用されていた。最後まで残った上記2線は最新のLCD表示器に置き換えられ、現存しない。
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