阿佐海岸鉄道のりば
 
 甲浦  ━ 宍喰   ━ 海部
 KANNOURA  SHISHIKUI  KAIFU
              
              JR牟岐線
 阿佐海岸鉄道はJR牟岐線終着駅の海部から甲浦間、わずか8kmの第3セクター鉄道で、平成4年3月に開業した。牟岐線牟岐駅より室戸岬を経由して、高知県の後免までを結ぶ四国南東部の縦貫鉄道(阿佐線)計画があり、昭和48年に牟岐〜海部間が牟岐線延伸線として開業。それより先は工事が凍結されたままになるが、徳島県側は海部〜甲浦間を阿佐東線(阿佐海岸鉄道)として、一方高知県側は御免〜奈半利間を阿佐西線(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)として開業するが、甲浦〜室戸岬〜奈半利間の開業の目処は立っていない。
 
たった2駅しかなく、牟岐線末端区間のさらに延伸区間というマイナーさゆえ、沿線乗客は非常に少なく、苦戦を強いられているように思える。全区間単線で海部以外の各駅が単線片面ホームでありながら、中間駅の宍喰駅に本社機能がある為か、唯一の駅員配置駅となり、途中区間に車両基地も備わる。その一方で終点の甲浦は延伸途中で途切れたという印象の強い、寂しい雰囲気の駅である。尚、全線が徳島県にある中、甲浦駅のみ高知県の北端に存在する。
駅舎、駅構内へ戻る
TOPへ