(平成18年2月28日 廃止)
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富山港線は富山〜岩瀬浜間を結ぶ、典型的な盲腸線タイプのローカル線である。富岩鉄道という私鉄として開業しただけあって、駅間がものすごく短い(富山線全線と、北陸本線富山〜東富山間が、ほぼ同じ距離)。電化設備も私鉄時代からのもので、交流電化の北陸本線沿線の中で直流電化区間である。国鉄末期までは直流用の旧型国電が余生を送っていたが、運用効率化の為に北陸本線と同じ交直流用に置き換えられる。その後さらなる運用合理化によるワンマン運転の波に押されるが、交直流用車両が最低3両編成である為に輸送過剰気味で、しかもワンマン運転不向きである事から、電化区間ながら昼間のみキハ120系を使用してワンマン運転を行う形となった。付近は住宅や地元大手企業、さらには富山競輪場もあり、需要はかなりありそうであるが列車本数が少ない為、あまり利用されていない。
その為、平成18年2月28日をもってJR西日本としての営業を終了。富山〜下奥井間を別ルートの併用軌道機関への切り替え工事、旧駅舎撤去や新駅設置工事を経て同年4月29日より第3セクターの富山ライトレール(株)として再スタートされる(予定)。路面電車タイプの車両が頻繁に行き交う路線に生まれ変わるとの事。
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