神戸電鉄1100系
制御方式  抵抗制御
主電動機  MB-3088-B(105×4(kw))
制動装置  HSC-D
空気圧縮機 C-1000×2、C-2000
台車形式  川崎681、川崎682、川崎641
 
車両編成
(←有馬・三田・粟生     新開地・ウッディタウン中央→)
 
 Mc1 - T - Mc2 の3両固定編成(1111Fについては、有馬方に1074Fを連結し、4連で運行)
 Mc1 - T - Mo - Mc2 、Mc1 - oM - T - Mc2 の4両固定編成
 cMo - oM - T - Mc(1074連結) の4両編成(1111F)
 
どんな車輌か
 昭和40年代の沿線開発による輸送量の増加に対応すべく、3両固定編成として昭和44年に登場。神鉄初のT車を組み込む事から、電動発電機を従来の75kw×4から105kw×4に増強され、T車を挟みながらも全電動車と同一性能を発揮できるようになっている。CP、MG(SIV)をT車に設置している為、T車を抜いた2両での走行は不可能である。又、T車のうち1212、1213は800系からの改造車である。
 昭和44年から昭和47年にかけて一挙に13編成39両が勢揃い、一時期は神鉄の最多両数を誇った。基本編成の3両の他、1050系1両を連結した4両、1070系との連解運用による4両、1000系や1300系2連を連結した5両編成など、使い道は様々だった。冷房装置は昭和61年から平成3年にかけて取付、平成元年以降は側面方向幕設置&正面方向幕の自動化も併せて行われている有馬・三田線系統の4連統一と共に、1100系は粟生線運用が中心となり、3連を基本に2両増結の5連(固定運用&連解運用)とした運用が長らく続いたが、平成13年6月の粟生線4連運用に伴い、1070系を固定連結した4連、1125Fの編成をばらして1117F、1119Fに組み込んだ4連も登場している(尚、1125FのT車である1213は廃車)。他、初期車の一部についてはワンマン装置が取り付けられ、公園都市線にも運用されるようになった。
1103F 普通 粟生行き。志染〜粟生間の3連区間運用時の写真。(撮影 1999年3月 葉多駅)
1105F 普通 粟生行き。志染駅を到着後、3分で折り返し粟生行きとなり発車する。(撮影 1997年2月 志染駅)
1107F 準急 新開地行き。5連運用。(撮影 1997年2月 鈴蘭台駅)
1109F 普通 志染折り返し新開地行き。これも粟生行きとの乗客交換を終えるとすぐに折り返し発車する。(撮影 1993年5月 志染駅)
1115F 普通 粟生折り返し志染行き。この列車撮影時は加古川線上下、北条鉄道の列車も到着し、1時間に1回、一番賑わう瞬間である。(撮影 1992年4月 粟生駅)
1117F 三田折り返し新開地行き。折り返し前は三田行き特急で、現在では見られない種別である。(撮影 1991年5月 三田駅)
1119F 普通 三木行き。粟生行き連絡の志染行きが5連に対し、三木行きは3連で志染以降を直通。2003年6月改正前まで3連三木行きは健在だったが、区間運転の小野延伸により昼間の三木行きは消滅。(撮影 1999年5月 木津駅)
1123F 普通 三木行き。中間に組み込まれている1212号は800形からの改造。(撮影 1997年2月 鈴蘭台駅)
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