大阪市営地下鉄のりば
Osaka City Subway Entrance
 大阪市営地下鉄は7つの路線が大阪市内を網の目のように結ばれ、一部は大阪市外へ、あるいは他社線へ乗り入れる。大半は昭和に作られたトンネル断面の小さい第三軌条式が基本で、一部は阪急乗り入れ向けのパンタグラフ式、第三軌条よりさらにトンネル断面の小さいリニア駆動式も存在する。地下鉄路線充実を優先しすぎた結果、関西大手私鉄5社が大阪市内中心へ乗り入れできず、各社間乗り換えにいちいち地下鉄に乗らなくてはならないという不便さもあるが、クルマ社会により混雑化が深刻する中で古くから地下鉄を充実させ、ノーマイカーデイに貢献している点は評価できる。
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 御堂筋線(江坂〜なかもず)
 
 吹田市の江坂から梅田・難波を経由し、堺市のなかもすを結ぶ、大阪市営地下鉄として一番最初に開業した路線。主に御堂筋の地下or高架を走り、大阪市の中心でもあるキタの梅田、ミナミの難波を通る、重要な路線である。混雑率も一番である。江から北は、北大阪急行となり千里中央まで延びる。事実上は北大阪急行との一体路線として運用されている。
 谷町線(大日〜八尾南)
 
 守口市の大日から谷町筋を経由し、八尾市の八尾南を結ぶ。東梅田は当初は御堂筋線梅田に乗り入れる形で建設される予定だったが、ルート変更により梅田駅とは別駅で開業した。平野周辺は南海平野線からの置き換え区間で、喜連瓜破など市営地下鉄化の際に駅を統合した区間もある
 四つ橋線(西梅田〜住之江公園)
 
 西梅田〜住之江公園を四ツ橋筋経由で結ぶ。大国町までは御堂筋線とほぼ接近しており、御堂筋線の混雑緩和の目的もあるが乗客すべてがシフトしきれていないのが現状である。住之江公園でニュートラムと接続し、南港方面へのアクセスとしても重要だったが、OTS線の開業で一部客は近道のOTS線へシフトしつつある。
 中央線(コスモスクエア〜長田)
 
 コスモスクエア〜長田間を東西に結ぶ。近鉄けいはんな線(東大阪線)と一体で運用され、「ゆめはんな」という愛称を持つ。最初に開業した大阪港〜九条間は高架区間の為、「地下鉄のくせに高架とは何ぞや!」というクレームもあったとか。近鉄けいはんな線へ乗り入れ、奈良のニュータウンと大阪市内を結ぶ路線として、そして近鉄奈良線よりも短距離である事から、のバイパス路線としての役目もあるが、第三軌条で高速運転ができない事、全車各駅停車の為に遠回りの近鉄奈良線より時間がかかり運賃も高い事から、あまり利用されていないのが現状である。大阪港から西はかつてOTS線として運営されていたが、現在は大阪市交として運営され、南港方面へのアクセス利用客が住之江公園経由より増えている。
 千日前線(野田阪神〜南巽)
 
 野田阪神から千日前通を通り難波を経由し、南巽を結ぶ。なんばを通るものの、一部区間は阪神なんば線−近鉄との完全並行、起点の野田阪神は阪神電車との乗り換え駅ながら存在感はイマイチで、地下鉄線の中では一番マイナーな存在と言える。阪神なんば線開業後は乗客がそちらへ流れる事も予想され、ますます苦境に立たされている。車両も4両編成と少ない。長堀鶴見緑地線開業までは唯一の全線地下区間(堺筋線も線内は全線地下だが、阪急の地上区間に乗り入れる為に除外)でもあった。
 堺筋線(天神橋筋六丁目〜天下茶屋)
 
 堺筋線は天神橋筋六丁目から堺筋を通り、天下茶屋を結ぶ。阪急との相互乗り入れの為、他の地下鉄路線と違いパンタグラフ式を採用する。車両は天六折り返しの他、阪急の北千里や高槻市へ乗り入れる物も存在する他、ラッシュ時に阪急車両による河原町発の準急(かつては急行)も乗り入れる。家電・パソコン専門店の並ぶ、日本橋でんでんタウンへのアクセスにも使われ、乗客はかなり多い。
 長堀鶴見緑地線(大正〜門真南)
 
 大阪ドームのある大正から長堀通、京橋を経由し、門真南を結ぶ。平成以降に開業したリニア駆動式で、車両限界の小ささを生かして急勾配や急カーブをスイスイ走る。鶴見緑地の花の万博開催を機に開業、当初は京橋〜鶴見緑地間のみで、他の地下鉄とは孤立した状況だったが、順次路線延長により他路線との接続が確立されている
 今里筋線(井高野〜今里)
 
 井高野から今里筋の地下を通り、千日前線今里を結ぶ。今里筋を走るバスが渋滞で思うように走れない為の代替路線として、平成18年に開業した。建設コスト削減の為に長堀鶴見緑地線と同じリニア駆動式のミニ地下鉄で、人員削減の為にワンマン運転が実施されている。大阪市東部を南北に結び、市の中心地を通らない路線ゆえ、大幅な黒字が見込めない事から、地域に密着したサービスが期待される。
 南港ポートタウン線(住之江公園〜コスモスクエア)
 
 住之江公園から南港を経由し、コスモスクエアを結ぶゴムタイヤ式の新交通システムで、通称「ニュートラム」と呼ばれる。神戸新交通ポートアイランド線(通称:ポートライナー)とほぼ同時期に開業している為、車体も両社似通っている。中埠頭〜コスモスクエアはかつてOTS線として運営されていた。
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現役車輌
 30000系/新20系/20系/10系/30系/66系/70系/80系/
形式消滅車輌
 50系/60系/
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工事中
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駅放送データ(mp3ファイル)
 工事中
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