さんの  みや
三  宮
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Sannomiya
 
  Motomachi         Kasuganomichi
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TOP画像:大改装につき、変貌の激しい同駅。東出入口(下写真 平成24年3月20日撮影)の新設に続き、従来の西出入口(上写真 平成24年6月2日撮影)も姿を変えつつある。
所在地    兵庫県神戸市中央区小野柄通8丁目
停車種別   普通・快速急行・特急・山陽特急・直通特急
初回取材日  平成15年11月22日
 
3面3線、外側2線は中間駅構造、内側1線は神戸寄りが行き止まりの構造。ホームは内側1線を挟み込むように島ホームを配置、その他に大阪方面のりば外側に降車用の片面ホームがあるが、こちらは将来撤去され、線路移設の上で島ホームを拡張予定である。かつては神戸方面のりば(当時は折り返し大阪方面のりば)外側にも降車ホームがあったが、こちらは撤去→島ホーム拡張済み。出入口は従来西側のみだったが、改良工事の進捗により東側出入口を新設。西側出入口も前述のホーム改良と共に改築・フロア拡張工事中である。
 
阪神電鉄本線の神戸側ターミナルとして、当初は併用軌道区間の地上駅「初代 神戸駅」として開業。その後、滝道駅(2代目 神戸駅)延伸の際に一旦中間駅(三宮駅と改称)となるも、昭和8年に同区間の地下化により現在の地下駅(旧 神戸駅(滝道駅)廃止により再び終着駅化。神戸駅へ改称)が完成、その後、元町延伸により再び中間駅化、三宮駅を名乗り、長らくこのスタイルで定着していた。3線あるうちの山側2線のみを延伸、南側1線(3番線)は行き止まり式のまま残された事や、1番線や3番線に降車専用ホームが存在、西端にのみ出入口が存在する構造に、かつての終着駅としての面影を伺える駅であった。
 
3番線での折り返しは場合によっては階段を昇り降りしての乗り換えを要し、使い勝手は悪い方であったし、3番線降車ホームはホーム有効長が5連分しかなく、ドアカットを余儀なくされていた。それでも西大阪線特急や快速急行、ラッシュ時の区間特急の折り返しに使用。乗り換えでの使い勝手の悪さや防災面やバリアフリー面でも設備に難ありな為、今回の大改装に至る。工事は平成19年から開始、5年間かけて平成25年には完成予定であるが、その途中にて平成21年の阪神なんば線開業による近鉄奈良への直通運転開始により、近鉄車両も含めて奈良行き快速急行の発着線としてフル活用されている。
 
昭和43年以降の山陽電車乗り入れにより、一部の山陽特急(後に山陽普通)が同駅で折り返すが、1番線にて客を降ろした後に一旦東へ回送した後に渡り線を使用して2番線へ折り返して姫路方面列車として折り返すパターンと、一旦大石駅まで回送、折り返して当駅にて姫路行き列車となるパターンがあるが、現ダイヤでは後者のパターンにて折り返している。大石への乗り入れは平成13年ダイヤより営業列車としては消滅、回送のみの乗り入れとなり、直通特急以外での山陽車の営業列車としては当駅までとなっている。
 
ライバルでもあるJRや阪急、他にも地下鉄やポートライナーもそれぞれ主要駅として「三宮駅」を持ち、一大ターミナルとして機能している。阪神の駅からはさんちか、そごう神戸店などと直結しており、賑わいを見せる。
 
駅写真(クリックすると写真が表示されます。)
 現役の風景 
 031 032 033 西改札、改札内(撮影 平成24年6月2日)
  かつて大型発車標が設置され、係員詰所等があった位置に1-3番ホームへの新たな階段通路が開放され、1番ホームと0番降車ホームの間にあった売店が潰され、そこに大型発車標が移設されている。かつての2-3番ホームへの階段は閉鎖。フェンスで囲われていた。2-3番ホームの西端にあった古いトイレも閉鎖され、西改札階の新たな通路上に新築のトイレが設置されている。
 
 034 行き止まり化により撤去されたかつての2番線上に新設された階段。現在はまだ仮設(撮影 平成24年6月2日)
 035 2-3番ホーム(撮影 平成24年6月2日)かつての姫路方面のりばだった2番線は行き止まりの奈良方面のりばに、かつての行き止まり3番線は姫路方面のりばへと、入れ替わった。
 036 1-2番ホーム(撮影 平成24年6月2日)こちらは旧来のままで、0番降車ホームも健在。今後はこちらも降車ホーム廃止→ホーム拡張が予定されている。2番線へは未だにフェンスが存在し、2番のりばへの乗り換えは姫路方面ホーム側へ回りこむ必要が生じる
 037 2番線の行き止まり化により、西側では姫路方面と梅田方面が同一ホームとなり、階段を使わず同一面での乗り換えが可能となっている。(撮影 平成24年6月2日)
 038 2-3番ホーム東側(撮影 平成24年6月2日)
 039 かつての2-3番ホーム西側の階段やトイレは閉鎖。以降もデッドスペースとなる(撮影 平成24年6月2日)
 021 1-2番ホーム東側(撮影 平成24年3月20日)0番降車ホームが残っている中、延伸された東側は当初から拡張ホームとなり、その境目は山側へカーブしている。
 
 022 駅名標識(撮影 平成24年3月20日)
 
 過去の風景
 027 西改札、改札内(撮影 平成24年5月16日)
  大型発車標が前へ突き出すように移設され、新階段への通路の準備が施工されている。
 028 029 行き止まりの3番線、その先には姫路方面への線路、架線が着々と準備されている。(撮影 平成24年5月16日)
 024 まだまだ現役で姫路方面へ繋がる2番線、その横では西側改札階の新設部分と直結するエスカレーターが設置工事中。2番線上に階段が突貫工事で設置される(撮影 平成24年4月27日)
 026 3番線壁面の駅名標識(撮影 平成24年3月20日)将来、姫路方面のりばとなる事からそれ専用に設置、暫定的に梅田・奈良方面へ矢印をシールで貼って対応していた。
 
 015 016 3番線降車ホームを廃止、海側へ線路を移設し、拡張された2-3番ホーム。切り替え直後ゆえ、ホームは仮設である他、3番線が従来よりも東側寄りとなっている。(撮影 平成23年7月24日)
 012 014 3番線のみ東側へずれた事により、延伸部分が暫定開業。東口の設置、ホーム内装の整備がまだまだの為、かなり薄暗い。(撮影 平成23年7月24日
 013 工事の過程で設置された、仮設の駅名標識(撮影 平成23年7月24日
 
 009 近鉄の21m車乗り入れにより、西側へ少し延長した行き止まり3番線。降車ホームの5連対応は解消されず(撮影 平成20年11月16日)
 011 柱に設置された旧来の駅名標識。中身のみ現行のものに交換(撮影 平成21年2月7日)
 
 006 007 大改装工事前の、かつての駅構内(撮影 平成15年11月22日)
 008 旧デザインの駅名標識(撮影 平成15年11月22日)
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