駅掲示時刻表1993〜山陽電車〜
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平成5年、阪急が土曜ダイヤを新設定、それに併せて山陽でも平成3年ダイヤを基本としながら、土曜ダイヤを新設定しました。
 
そして、平成7年、西代?東須磨間の地下化に伴う西代駅・板宿駅の地下駅化に併せてダイヤ改正が検討されていたと思われますが、あの阪神淡路大震災により計画を大きく狂わされる事になります。
 
結局、部分復旧を経て平成7年6月に山陽電鉄線内のみ全線復旧、大開駅の損壊の影響で阪神阪急の乗り入れは無く、高速長田で折り返す暫定ダイヤにて運用。このダイヤより6両編成特急が増加した他、特急の110km/h運転の区間を舞子公園以東を除く全直線区間へと拡大し、スピードアップを図りました。
 
そして同年8月より、大開駅を通過する形で(大開駅の復旧は平成8年1月)阪急・阪神の相互乗り入れを再開、本設ダイヤとなりました。前述の6月暫定ダイヤに阪急・阪神乗り入れ要素を復活させたものだったが、阪急については再び特急中心の乗り入れ(特に、昭和59年ダイヤより中止されていた休日ダイヤについても同様)となり、従来の1時間3本から2本に削減されている。阪急の乗り入れはこのダイヤが最後となる。
 
 
そんな時代の、駅掲示時刻表。土曜ダイヤの新設により、大幅なデザイン変更を余儀なくされました。時刻表表面は白をベースとした物となり、時間列・5時台の上の行に平日・土曜・日祝の色分けがなされるようになりました(当時の神戸電鉄の駅掲示時刻表に似たデザイン)。平日は水色、土曜は緑色、日祝は黄色。時刻表の見出しは従来の縦書きから、横書きで「○○方面 標準発車時刻表」に変わっています(但し、一部の駅ではスペースの都合上、縦書きも存在する)。
 
従来の平日・休日の2本立てから、土曜ダイヤを加えた3本立てとなった事から、ホーム用では平日はそのまま1枚の板に、土曜と日祝は1枚の板に横並びに表記する方法を取っています。コンコース用については縦軸式で平日・休日を横並びに表記していた物を1枚の大きな板に平日・土曜・日祝に3分割表記した物に変更(これにより、旧来の縦軸式は消滅。又、構造によってはコンコース用もホーム用のように2枚板で表示した物も存在する)
 
土曜ダイヤ設定後に駅改築などで駅掲示時刻表を更新した際に、駅の壁に1枚板で平日・土曜・日祝を表記するタイプに交換されたケースも存在します。震災で倒壊し、復旧した塩屋駅についてはコストダウンの為に電光掲示を用いない板状のものを掲示する方式のものが登場しています。
 
 
写真は須磨寺駅のコンコース用。元々は電光掲示対応(しかも駅舎改築により新調したもの)だったのを、駅長室窓に電動シャッターを設置する際、収納場所と干渉する為に電光掲示装置を撤去して板のみで設置されていました。
駅掲示時刻表写真(クリックすると写真が表示されます。)
 007(播磨町駅ホーム 姫路方面 平日)
 
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