に し だ い
西 代
Nishidai
 い た や ど                  こうそくながた
                
駅番号    SY01・HS39
所在地    兵庫県神戸市長田区御屋敷通2丁目
停車種別   普通・阪神特急・S特急・直通特急(一部)
初回取材日  平成15年10月19日
 
2面2線の中間駅構造。駅東側に上下渡り線が設置され、非常時の折り返しに対応している。通常ダイヤでの折り返しには使用されないが、阪神大震災の部分復旧の際には使用された事がある。現在の駅は平成7年に地下化されたものである。
 
開業当初は車庫設置駅であり、上下ホームが千鳥配置の地上駅であった。昭和40年代、神戸高速鉄道の開業により姫路方面ホームを東に移転(神戸方面ホームに位置を合わせた、現在地に近い位置)、阪神阪急の6連対応となり、駅舎は橋上駅舎となっていた。昭和50年代に車庫を東須磨に移転の上、廃止されたものの、留置線は一部残った関係上、特急の通過はカーブとポイントの影響により減速を余儀なくされていた。地下化を目前にして阪神大震災が発生。駅施設や軌道、そして同線を跨いでいた西代陸橋が被災し、その日をもって廃線。先行開業された隣の板宿駅に比べて地下駅も柱の損傷等で復旧作業を余儀なくされ、平成7年6月に開業している。
 
神戸高速鉄道開業、それに伴う西代〜兵庫間の廃止により、山陽電車の起点駅となったものの、長らく特急通過駅であった(開業当初からの中間駅の状態をそのまま引きずっている。車庫跡地の本社社屋があるのみ)が、平成18年のダイヤ改正でS特急が停車、平成21年のダイヤ改正で黄色直特が須磨〜三宮間各駅停車化により停車駅となっている。
 
 
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駅入口(左写真:南側階段 右写真:北エレベーター)。写真を含めて合計4箇所、他、陸橋下の駐輪場に直結の入口があったが、駐輪場閉鎖に伴い出入口も閉鎖された。
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改札口。構造は板宿と似てはいるが、こちらの方が小さい。 駅構内。東側は震災で柱が被災した為、鉄骨をふやして太い柱になっている。特急は停まらないが、山陽の起点駅らしく、発車アナウンスや駅東側に上下渡り線がある。
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駅名標識。
過去の風景
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旧社章入り駅看板時代の、駅入口。(撮影 平成15年10月19日) 
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