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JR津山線は岡山〜津山間、JR因美線は東津山から智頭、郡家を経由して、鳥取へ向かう、両者合わせて岡山県と鳥取県を南北に横断するローカル線である。
津山線は中国鉄道本線として明治31年に開業、因美線は国鉄因美軽便線として大正8年に開業しており、成り立ちは異なるものの、津山線国有化後はセットで陰陽連絡ルートの1路線としての役割を持つ。全線単線非電化の低規格路線で、因美線に至っては平成になってからも残る数少ないタブレット閉塞もありながら、急行「砂丘」が岡山〜鳥取間を結んでいた。キハ65系に新幹線0系廃車品の回転リクライニング席を取り付けるなどの力の入れようだったが、智頭急行が開業し、岡山〜鳥取間の輸送は智頭急行経由の特急「いなば」へシフト、津山線&因美線経由の急行「砂丘」は陰陽連絡ルートとしての役目を終えてしまった。
津山線は急行砂丘廃止後も、代替に急行「つやま」を1日1本設定(当初は急行「砂丘」用キハ65を使用していたが、老朽置換により現在はキハ48で運行)、その他は快速「ことぶき」(快速だが指定席導入により急行「砂丘」の面影を保っていた。指定席制は後に廃止。使用車両は専用色(後の津山新塗装)のキハ47)により、優等列車を運行。岡山や津山のベッドタウン輸送に専念している。一方因美線は鳥取側は智頭急行からの優等列車、若桜鉄道乗り入れ車などで賑わい、鳥取のベッドタウン輸送を担当。鳥取〜智頭間は高速化対応も行われているのに対し、津山側に関しては優等列車が来なくなり、本数も激減。交換設備を撤去された駅もあり(同時に、同線のCTC化が完了、タブレット閉塞が消滅)、完全な過疎ローカル線に成り下がってしまった。
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津山線(岡山〜津山)
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因美線(東津山〜鳥取)
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